いつかやろう を解決する



 

 老前整理の鉄則の1つに、一度に片づけようとしないがあります。

これは体力の問題だけではありません。決断するには「考える」時間が必要だからです。

これからの暮らし、必要なモノは何かを考えることはこれからの生き方とつながってくるからです。

 はじめは漠然としているかもしれませんが、整理を進めるにつれ明確になり、ペースが速くなります。だから1日15分でも20分でもよいのです。

 また、最初から完璧にしようとせず、ほどほどにしてください。、完璧にしようとすると挫折する、つまり三日坊主になりやすいのです。

 古い雑誌が出てきて、こんなのがあったわとぺらぺらめくっていたら15分くらいすぐ過ぎます。そうではなく、15分集中すること、決断することです。

 また、右のモノを左へ移動するだけでは意味がありません。

 よくあるのは片付けようと思い押入れのモノを全部出して、あらこんなのがあった、こっちにはなつかしいものがあるわ、で店を広げるだけ広げた挙句、何も処分できずに元に戻してしまうケースです。

 これこそ骨折り損のくたびれ儲けですね。だから1日15分、集中することが大切なのです。

 1日引出しひとつでも1週間すればたんす1つが片付きます。

 1日に3つモノを処分すれば1か月でおよそ90個減ります。



[老前整理のナッジ@](カレンダー)

■どこから手をつければよいかわからない人へ

 もし、どこから手をつければよいかわからない方は、あれこれ考えず、

 1日3つ処分! これだけ行ってください。

 例えば、書けないボールペン、片方だけの靴下、使用済の電池、壊れた腕時計、欠けたお皿など、もう使えない、処分するしかないものを3つ探してゴミ箱にポイです。それで1日のノルマはおしまい。

 とにかくこれを1か月続けてください。

 カレンダーに3つ処分できた日は〇をつけて、目に入るところに置いておいてください。

 (写真のようにシールを貼っても楽しいです)

 1か月過ぎたら、また1か月です。

 何処を見ても使えないものがなくなったら、次は「使わないモノ」です。

 この頃にはある程度、仕分ける力ができているはずです。

 ここからどうすれば…と先の心配をせずに、まず1か月実行してください。



 また今日は体調が悪いと思えば休んで、良くなってから続ければよいのです。短距離競走のようにスピードではなく、マラソンのゴールまでマイペースで走ることを第一に考えてください。

 次にタイミングの問題ですが、これは思い立ったが吉日。やろうと思われたら、すぐ始めてください。

 やりやすいのは、人生の節目を迎えた時。

 子どもの独立や退職など、生活が変わる時がチャンスです。

 今まで必要だったけれどこれからは不要になるものもたくさんあるでしょう。

「いつか」や「そのうち」ではなく、今、行動することが未来を変える ことになります。


問題別

・なぜ片づけられなかったか⇒理由

・50歳からの暮らしを創造する ⇒老前整理のナッジA(自分史年表)

・家族のコミュニケーション⇒老前整理だからできる

・このままではものは増えるばかり⇒なぜ老前なのか

・未経験の老いることへの対策⇒老いを受け入れる

「いつかやろう」を解決する老前整理のナッジ@(カレンダー)

・安全について⇒暮らしと安全

・災害について⇒災害への備え

・ひとり暮らしになったら⇒老前整理をするために

・子どもたちに託すこと⇒仏壇や墓のこと

・子どものいないご夫婦⇒2人で今後の計画を立てる

・高齢の親の家の片付け⇒ゴミ屋敷にならないか心配!

・親の介護中⇒介護をしている人ほど、自分を大切にしよう!

・家族の遺品整理は一筋縄ではいかない⇒「もの」の整理「心」の整理

・空家で困っている⇒実例紹介

・体調がわるいとき⇒焦らない