【10、本を手放す】
本を手放すには
電子書籍も増えましたので、紙の本は20年後くらいにはとても貴重で高価なものになるか
もしれません。これから木が減れば、パルプも減り、紙も高くなるでしょう。
その頃には紙の本が山ほどあるというのは夢のような時代に思えるかもしれません。
しかし現実の生活では、本が多くて困っている方が多いようです。
(多くの場合、本人が困るというより、家族が困っている。もしくは本の重みで床が抜けそ
うだと家が悲鳴を上げている場合が多いようです)
本を処分しようと思って気が付くのが、同じ本を2冊買っているということ。
信じられない人も多いでしょう。
しかし、本好きにはよくあることのようで、60代のある女性は、2冊ならまだまし、うちは
同じのが3冊あったという話を聞きました。
このようなことが起こるのは、まず個人の好みは変わらないということ。
たくさん本があっても、興味のない本は手に取らない。
次々と読むので、読んだことを忘れている。もしくは買ったことを忘れている。
本が多すぎて、どこ埋まっているか、隠れているか、把握していない。
思い当たる方は、整理が必要です。
整理を始めると、このように全く同じ本が出てきます。
このようなことになるのは、管理ができていない。つまり蔵書目録がない、もしくは役目を
なしていないのです。
しかし目録を作るとなると時間がかかります。本好きはそんなことをするのに時間を使うよ
り1冊でも多くの本を読みたいと思われるのかもしれません。
本が好きな人の、手放したくない気持ちはよくわかります。
しかし、自分が読まない本を、読んでくれる人に回す、と考えれば、手放す気持ちが楽にな
りませんか。
またその本がどうしても読みたくなったら、買うか、図書館で借りるかすればよいと考え
れば手放せませんか。
付け加えると、芸能界の50代でバリバリ仕事をしているある男性は、自分の人生であと何
冊読めるかと考えると、読み返したい本は数冊で、あとは新しい本を読みたいとおっしゃっ
てました。
なるほど、そういう考え方もあるのだなと思いました。
本は心の栄養になると思いますが、新陳代謝も必要です。
20年余り放置されたままの書棚
以下のブログにも本のことを書いています。
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