【1、なぜ片づけられなかったのか 】


理由を      人に聞きました




なぜ、片づけられなかったのかー原因を考える

 老前整理を始めた100人余りの方に、なぜ片づけられなかったかについて、次の10の答

えを用意してその中で当てはまるものはどれかと尋ねました。


1・どこかで現状のままで構わないと思っている

2・片づけ方がわからない

3・片づけの本を読んでも、行動がともなわない

4・体調不良である

5・まだ使えるから捨てるのはもったいない

6・捨てると後悔しそうなので、とりあえずとっておく

7・忙しくて時間がないから、決断を先延ばしにしている

8・めんどうくさい

9・自分には無理だと思っている

10・その他


 一番多かったのは「捨てると後悔しそうなので、とりあえずとっておく」でした。

 次が「片づけの本を読んでも、行動がともなわない」です。

 そうそうわたしもとおっしゃる方も多いのではありませんか。ダイエットも似ているとこ

ろがあると思いませんか。

 本を読んだだけでは痩せないし、片づかない。頭でわかるだけでなく、それを行動に移せ

ないと問題は解決できないようです。

 三番目が「忙しくて時間がないから、決断を先延ばしにしている」でした。

 このアンケートに答えていただいた方々は、老前整理をしようと行動を起こされたわけで

すから、「整理をしよう」という意識の高い人たちだと言えます。

 その方たちでさえ、やはり障害になっているのが「まだ使えるものだから」という理由で

す。人はなかなかものを捨てられないということがよくわかります。ものは増やすより減ら

す方が難しいことが、お分かりいただけたでしょうか。 

『心と暮らしを軽くする『老前整理』入門』より  

 この質問に対するなぜのいくつかが行動経済学でわかります。 



50歳からの暮らしを創造する

老前整理はこれからの生き方、暮らし方を考えないとものの整理はできません。なぜなら、

目的地(どのよう暮らしがしたいか)が決まらないと、どの道を行くか決められないのと同

じです。


棚おろしと自分史年表

 お店で棚おろしというと、店に並んでいる商品、倉庫にある在庫の数を確認することが手

はじめですね。

 そこにあるものは、自分とどういう関係にあるのか。どうしてこれを保管したのか、どの

ような思い出がそこにあるのか。

 本当に使えるものなのか、使えないならばなぜこれを置いているのか。一つひとつのもの

に向き合い、仕分けていくことが必要になります。

 なぜ片づけないといけないのかも、この前に問う必要があるでしょう。

 自分には片づけなんか必要ないとおっしゃる人もいます。片づかないとどうなるかを考え

て、問題になりそうだと思わなければ、なかなか行動を起こせません。

 そこでまた仕分けの話に戻ります。一つひとつのものについて、本当にこれが必要か、こ

れから使うことがあるのか、着ることがあるのかで選別していきます。多くのものは過去の

思い出につながっています。

 どこから手をつければよいかわからんないという人には、仕分けをやりやすくし、心の整

理にもつながる自分史年表の作成をお勧めすることにしています。

 そこでまず自分の棚おろしです。

 自分の人生を振り返って見ると、忘れていたこと、やりたいこと、大切にしたいものな

ど、気づきがあります。

 振り返るといっても、頭の中だけでは進まないので、思い出す手助けをしてくれるのが自

分史年表です。

 書き込んでいくことにより、やりたいこと、必要なものなど、頭の整理もできます。

自分史年表付著書 『老前整理実践ノート』 『定年男のための老前整理』

簡単な自分史年表の作り方→HP2 老前整理のナッジ2 自分史年表を作成する


               



    




     



























             

             
                                                                  


                                     





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