【レコードやビデオ】
「いつか」はいつ?
夫婦の会話が年々減っていませんか。かといって「これからどうする?」では会話が進
みません。そこで「いつか使う」と思って残してあるものをとりあげてください。
たとえば、昔の大きなステレオやVHSのビデオデッキ。ステレオはレコードがたくさ
んあるから、聞く機会があるかもしれない。
残してある理由はステレオなら「レコードがたくさんあるから聴く機会があるかも?
ビデオデッキなら、「好きな映画をVHSのテープに録ってあるから」というものでしょう
か。
ではこの1年でレコードを聴いた? ビデオを見た?
このまま置いておくと、VHSのテープは劣化してしまうかもしれない。それよりもっ
と古い8ミリのフイルムがあるかも。ステレオの針は大丈夫?
本当に大切ならば、保存の方法を考える必要があります。
レコードやビデオをDVDなどに録画しなおすかどうか。夫婦でも好みや価値観が違うの
は当たり前です。
「このビートルズのレコードを買うために、必死でアルバイトをした」とか、「じつは、
この歌手の追っかけをしてたの」など、知らなかった話も出てくるかもしれません。
またステレオもデッキもないのに、レコードやビデオが残っているお宅も多いです。
他にも「いつか」で、いろいろなものがそのままになっていませんか。
ビデオやレコードをどうするかを考え、ものと向き合いながら、夫婦で「久しぶりにコ
ンサートで生演奏を聴くか、それとも話題の映画を観に行こうか」と、これからの暮らし
つなげていただければと思います。
『転ばぬ先の老前整理』より
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